東京スポーツ杯2024 データと見どころ クロワデュノール登場!

2.3歳重賞

今年も開催される東京スポーツ杯2024。コントレイル、イクイノックスなど、歴代の名馬を輩出してきたこのレースに、今年も注目の2歳馬が多数集結!
デビュー戦でコースレコード級の走りを見せたクロワデュノールを筆頭に、実力馬揃いのメンバーで行われる一戦の見どころを一緒に見ていきましょう。

はじめに

2024年の東京スポーツ杯2歳ステークスは、G1級の豪華メンバーが集結する注目レースとなっています。
特筆すべきは、POG(プレミアムオーナーズゲーム)の大物候補として名高いクロワデュノールが登場すること!
また、賞金加算できるのは1、2着馬のみという条件も相まって、まさに熾烈な争いが予想されます!
このレース結果は、来年の重賞戦線を占う上で極めて重要な意味を持つことになりそうです。

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近年の勝ち馬

東京スポーツ杯は、まさに”出世レース”としての側面が強く、近年の勝ち馬からもそれは明らかとなっています。

  • 2019年:コントレイル(その後、無敗の三冠馬に)
  • 2021年:イクイノックス(その後、複数のG1制覇を達成)

特に注目すべきは、2019年から2021年の勝ち馬に共通する特徴として、「上がり最速での勝利」があげられます。これは総合力の高さを示す重要な指標の1つであると言えるでしょう。

一方、直近2年の勝ち馬は、その後の活躍がやや物足りないという印象を受けます。
これには以下の要因があると考えられます:

  • 2023年勝ち馬シュトラウス:気性の難しさが影響
  • 2022年勝ち馬ガストリック:ホープフルSでの怪我による長期休養

果たして今年の勝ち馬はどうなるのでしょうか!?

注目データ

続いては注目データについて見ていきましょう!
まずは前走レース別成績です。
前走新馬戦組が圧倒的な好成績を収めており、新馬から臨む素質馬が賞金加算し羽ばたくレースとなりそうです。
重賞からの参戦は過去1勝のみで、昨年のサウジアラビアRC3着のシュトラウスが勝利しています。
東京&新潟組が優勢だと考えられますが、阪神組も高い勝率を誇っており、前走新馬組・前走新潟&東京組が主役となるレースとなりそうです!

次に新馬着差と前走距離別成績について見ていきましょう!
見ていただくとわかるように、新馬組が優勢であるとお話をしてきましたが、その中でも2着に0.3秒差以上つけて勝った馬が特に優勢​であるということがいえそうです。
個人的には、能力=着差ではないというふうに考えていますが、一方で、新馬戦の段階においてやはり一定以上の能力があるんだよという証明にもなるのではと考えてもいます。
今年は着差をつけて完勝した馬が多く、今後どうなっていくのか期待が高まります!

前走距離別成績に関しては、注目すべきポイントとしましては、前走1800が最も好成績を叩き出しており、出走数も多ければ好走率も40%と高く、まさに今回の主役と言っても過言ではないでしょう!
そして、2000mからの参戦は距離短縮やペースアップに苦戦を強いられそうです。
1600mからの転戦も一定の成功例はありますが、果たして!?

こちらは、上がり順位別成績のデータになります。
これは前走上がり最速組が優勢であるといえそうです。
このレースではペースアップや全体のタイムが速くなることへの対応も求められますが、その中でも最後まで末脚を使えるかどうかここが注目のポイントとなりそうです!

続いてはその他の注目データについて見ておきましょう!
ざっくりですが、関西馬・関東馬どっちが強いのかというと、結論、ほぼ変わらないが若干関東優勢ということになります。
今年も東西から有力馬が揃っており、その中でどちらの方が成績を残せるのか非常に楽しみな部分でもあります。
前走から騎手が変わった馬が4勝かつ好走率も高いとなっていますが、乗り替わりだからいいという訳ではありません。
ただし、今回に関しては、乗り替わりがマイナスにはならないということはいえそうです。

今年の有力馬

ここからは今年の有力馬について見ていきましょう!
上記は東スポ杯2歳ステークスに出走を予定している、有力馬の抜粋になります。
今年はG1級のメンバーが揃ったという組み合わせになっています!
超ハイレベルな賞金加算の戦いはいかに!?

クロワデュノール

クロワデュノールは父キタサンブラック、母ライジングクロスという血統。
母は欧州の芝中距離重賞で勝利し、G1イギリスオークスでも2着と好成績!欧州の芝の高いレベルで活躍しています。また、半姉アースライズは芝で3勝+牝馬の重賞でも好走3回と活躍しています。

本馬は現在通算1戦1勝。東京1800m新馬戦ではコースレコードのタイムで圧勝しています。
ラスト5ハロン57秒3という驚異的なタイムを叩き出しています。
唯一の懸念点として脚部不安の噂もあるようですが、果たしてどんなレースを見せてくれるのか!?

レッドキングリー

レッドキングリーは父サートゥルナーリア、母レッドエルザという血統。
半兄レッドレオンは芝で4勝+日経新春杯で2着。
半姉レッドアステルは芝で4勝+アネモネステークスで2着。
高いレベルで堅実に活躍をしており、厩舎は天下の木村哲也ということからも期待度は高くなっています。

本馬は現在通算1戦1勝。東京2000m新馬戦では0.7秒差をつけ圧勝しています。
ルメール騎手を確保していることにも期待が寄せられます。
課題として気性面と距離短縮への対応が挙げられていますが、果たしてどうなるのか!?

サトノシャイニング

サトノシャイニングは父キズナ、母スウィーティーガールという血統。
母は現役時代、アルゼンチンG1を勝利。
半姉は芝2000で未勝利突破。
大活躍には至っていませんが、一定以上の堅実な成績は残しています。

本馬は現在通算1戦1勝。中京2000m新馬戦では上がり最速で快勝しています。
ポテンシャルの高さを示したと同時に、スローペースからの距離短縮が課題として挙げられています。
課題を克服し、大物となるか!?

ファイアンクランツ

ファイアンクランツは父ドゥラメンテ、母カラフルブラッサムという血統。
半兄コスタノヴァはダートで6戦5勝とオープンを勝利。
半兄リレーションシップは芝1400以下で4勝。
一定以上の能力の下地はあると言えるでしょう!

本馬は現在通算2戦1勝。札幌2歳ステークスでは3着!
新馬戦では上がり最速での完勝となっております。
また、唯一の重賞実績を持っていることから、注目度の高い馬となっています!

デルアヴァー

​デルアヴァーは父Frankel、母Amour Brillerという血統。
母はダート中距離の交流重賞で6勝。
半兄ルーチェットはダート中距離で3勝​。
全体的にダート血統な部分がありますが、欧州の超一流種牡馬Frankelとの配合で芝で期待したいといった一頭になっています!

本馬は現在通算1戦1勝。福島1800m新馬戦では歴代2番目の好タイムをマークしています。
末脚の確かさが大きな魅力としてあり、ぜひ期待したい一頭となっています。

ジーティーマン

ジーティーマンは父モーリス、母オーロラエンブレムという血統。
母や半兄姉は未勝利ではありますが、叔父母にはアストラエンブレムやウィクトーリアといったオープンでの活躍馬がいます。
祖母には秋華賞を制覇したG1馬​のブラックエンブレムがいます。

本馬は現在通算1戦1勝。新潟1800m新馬戦では好タイムで勝利しています。
目立った成果は上げていませんが前走はよく、先団から押し切る競馬ならチャンスがあるかもしれません!?

まとめ

2024年の東京スポーツ杯は、近年にない高レベルな一戦となりそうです。
クロワデュノールを筆頭に、実力馬が多数揃い、まさにG1級の戦いが予想されます。
特に注目したいのは「勝ち方」。
上がり最速での勝利を収めた馬は、その後のG1でも好走する傾向が強いため、単なる着順だけでなく、レース内容にも注目が必要です。
また、賞金加算の面からも、各馬にとって極めて重要な一戦となることは間違いありません。
引き続き注目していきましょう。

ご覧いただきありがとうございました!

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