【クイーンC2025】マディソンガール 2つの不安!リバティアイランドの妹は本物か?

クイーンカップ2025

クイーンカップにマディソンガール登場!

牝馬クラシック戦線へ向けた重要な一戦 クイーンカップ(G3) に、超注目馬 マディソンガール が登場します!

この馬は リバティアイランドの妹 という超良血で、新馬戦では圧巻の末脚を披露。大きな期待を背負う中、いよいよ重賞の舞台に挑みます!

しかし、今回のクイーンカップでは 距離短縮・レース適性・キャリアの浅さ など、クリアすべき課題も。果たしてこの馬は “本物” なのか?

この記事では、マディソンガールの 血統・戦績、新馬戦の内容、不安要素 を詳しく解説し、クイーンCの注目ポイントを探っていきます!

マディソンガールの血統と戦績

まずは マディソンガール がどのような馬なのか、血統とこれまでの戦績を整理しておきましょう。

超良血!リバティアイランドの妹

マディソンガールの血統背景は、競馬ファンなら誰もが注目するものです。

  • 父:キズナ(ダービー馬・種牡馬としても成功)
  • 母:ヤンキーローズ(オーストラリアG1馬)
  • 姉:リバティアイランド(牝馬三冠+阪神JF制覇の怪物)

リバティアイランドの 全妹 ではないものの、父はPOG王道種牡馬ですから十分期待できるでしょう。

さらに、厩舎と騎手のコンビも姉と同じ 中内田厩舎×川田騎手。これまでの実績からも、期待の大きさがうかがえます。

デビュー戦は圧巻の内容!

マディソンガールは 11月30日の京都芝1800mの新馬戦 でデビュー。結果は 1着(上がり最速33.0秒) という圧倒的な内容でした。

【新馬戦のポイント】
スローペースの中、鋭い末脚で差し切り勝ち
ラスト1ハロン10.9秒という驚異的な瞬発力
このレースで負かした2着馬(ショウヘイ)も後に未勝利を勝利

新馬戦のレース内容からも、“末脚が最大の武器” ということが明確になりました。

POGでも圧倒的な人気を誇り、JRA-VAN POGでは15,000人以上が指名。まさに 2025年の牝馬戦線を牽引する存在 です。

しかし、この 圧巻の新馬戦がそのまま重賞で通用するか? となると、課題も見えてきます。それを次のパートで詳しく解説します。

新馬戦の徹底分析!圧巻の末脚

マディソンガールのデビュー戦(京都芝1800m・新馬戦)は、非常にインパクトのある勝利でした。このレースの内容を詳しく分析し、彼女の強みと今後の課題を整理しておきましょう。

“勝ちに等しい競馬”をしたショウヘイを撃破

新馬戦で対戦した ショウヘイ は、レース展開的に “勝ちパターン” の競馬をしていました。

【レースの流れ】
スローペース(前半3F:37.5秒)で進行
4角先頭のショウヘイが抜け出す
普通なら押し切りの流れだが、マディソンガールが驚異の末脚で差し切り!

このレースは、前が止まりづらい スローペース戦。それを差し切った というのは、単なる勝利以上の価値があると言えます。

さらに、ショウヘイはこのレース後に未勝利を勝ち上がり、その後 きさらぎ賞で4着 に入線。新馬戦のレベルも決して低くなかったことが証明されました。

驚異のラスト1ハロン10.9秒!

マディソンガールの “決め手” は、なんといっても ラストの爆発的な末脚 です。

【マディソンガールの末脚】
33.0秒(歴代の2歳京都芝1800で最速)
レースラスト1F:10.9秒(京都芝1800mの2歳戦ではかなり速い)

レース全体の上がりラップが 11.1 – 11.1 – 10.9秒加速ラップ になっていることもポイント。つまり、前の馬も速い脚を使っている中で、それをさらに上回る末脚を発揮したということです。

この 加速力・瞬発力の鋭さ は、姉のリバティアイランドを彷彿とさせます。

「新馬戦の内容=クイーンCでも通用する?」

ここで一つ気になるのが、「この勝ち方がクイーンCで再現できるのか?」 という点です。

新馬戦はスローの瞬発力勝負だった
クイーンCはペースが流れる傾向が強い
「前が止まる展開」にならないと厳しい?

確かに、新馬戦の末脚は 文句なしの一級品 でした。しかし、クイーンCでは新馬戦とは違う適性が求められる可能性がある ため、単純な比較はできません。

このあたりの 適性の違いがどう影響するのか? は、次のパートで詳しく見ていきます。

クイーンカップでの2つの不安

マディソンガールの 実力や血統背景は申し分ない ものの、クイーンカップに関しては 「簡単に勝てるとは限らない」 という点も押さえておくべきです。

ここでは、クイーンCというレース特性 を踏まえて、マディソンガールにとっての 不安要素 を2つ解説します。


① ペースが流れるクイーンCに適応できるのか?

クイーンCの過去5年のペースを振り返ると、牝馬限定戦ながら 「スローの瞬発力勝負にはなりづらい」 という特徴があります。

前半3Fのラップ → 34.3~35.5秒
前半5Fのラップ → 57.7~59.7秒
勝ち馬の上がり3Fは33~34秒台が多い

マディソンガールの 新馬戦(京都芝1800m)前半37.5秒という超スローペース だったため、 求められる適性が大きく異なる ことがわかります。

しかも、クイーンCは 東京芝1600m(左回り) で行われるため、初のマイル&初の左回り という課題にも直面します。

つまり、
「スローの瞬発力勝負なら最強クラス」
「前半が速い展開に対応できるかは未知数」

この点は、実際にレースが始まるまで分からない部分ですが、これまでの傾向からすると マイル経験のある馬がやや有利 であることも押さえておきたいポイントです。


② 遅めのデビューからG1に間に合うのか?

マディソンガールは 12月デビュー組 であり、これが「クラシック戦線に間に合うのか?」という点も注目されています。
(11/30デビューですが12月1週の開催のため、便宜上12月デビューとして紹介します)

過去の例を見ると…
12月以降デビューの馬で桜花賞を勝った馬は近年ゼロ
オークスなら間に合う例は複数あり(ウインマリリンなど)

つまり、「クラシック戦線で活躍する馬の多くは早めにデビューしている」 という傾向があります。

さらに、マディソンガールの前走時の馬体重は 448kg
クイーンCで好走する馬の多くは460kg以上
桜花賞で好走する馬の多くは460kg以上

といったデータがあり、馬体の成長がカギになる ことも考えられます。


結論:「不安要素はあるが、能力で突破できるか?」

ここまでのポイントを整理すると、マディソンガールの クイーンCにおける不安要素 は以下の通りです。

🔻 クイーンCの不安要素
1️⃣ 前走と全く異なる展開(ペースが速いレース)に対応できるか?
2️⃣ 遅めデビューの影響は? 馬体の成長は十分か?

ただし、これらの 不安をすべて吹き飛ばすだけの能力を持っている可能性もある ため、「フラットに評価する」ことが重要です。

果たして、マディソンガールは クイーンCを制して桜花賞の有力候補となるのか? それとも 思わぬ苦戦を強いられるのか?

この一戦は、クラシック戦線を占ううえでも 見逃せないレース になりそうです!

まとめ

POG指名者数 1万5000人超え のマディソンガールが、クラシックへ向けて 重要な一戦 に挑みます!

血統背景・新馬戦のパフォーマンスは申し分なく、現3歳牝馬の中でもトップクラスの期待馬 であることは間違いありません。

しかし、クイーンカップは 「スローの瞬発力勝負になりづらい」 という特徴があり、前走とは レースの流れが大きく異なる ことも事実。
また、遅めのデビューから桜花賞に間に合うのか? という点も注目されます。

様々な課題があるのは事実。
ただ、だからこそそれを乗り越えて勝利できれば、 クラシックの主役候補に浮上する可能性 も!

果たして、リバティアイランドの妹は本物なのか?
この一戦が、その答えを示してくれるでしょう!

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