函館・福島・小倉開催からPOGの大物は出る?【POG24-25】

POG24-25

はじめに

今回は函館・福島・小倉開催からPOGの大物は出てくるのかを見ていきたいと思います。
クロワデュノールを筆頭に多数の大物候補が出た東京・京都開催も終了。
まだ6月ですがいわゆる夏競馬に入っていきます。
イメージとしては夏競馬になると大物候補はぐっと減る印象ですが、それは実際どうなのかを
今回はデータをもとに見ていきたいと思います。
結論:イメージ通り、函館・福島・小倉開催から大物はほとんど出ていないという現実があります。

ここからは牡馬牝馬に分けてデータを見ていきましょう。

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牡馬データ

まずは牡馬について見てきましょう。
上記は近10年の「デビュー競馬場別G1出走頭数」というデータになります。
どの競馬場でデビューした馬がどれぐらいG1に出ているかというものです。

上記を見ると福島開催からは朝日杯・皐月賞・ダービー出走馬がかなり少なくなっています。
例えばダービーの出走頭数は5頭。これは2年に1度しか福島デビューからダービー出走馬が出ていないという計算になります。

函館&小倉開催からは朝日杯の出走馬は多いものの皐月賞・ダービーの出走馬は
福島開催同様少なくなっています。
函館&小倉は芝1200の重賞があるためそれを見据える馬がデビュー、その後重賞で賞金加算し朝日杯に出ていると考えられますが、その後G1の距離が延びると結局出走数が減ってしまうということが推測できます。

いずれにしろ、函館・福島・小倉開催からはクラシック出走馬があまり出ていないということは押さえておきたいところです。

ではG1で好走している馬はどれぐらいいるのでしょうか。
上記は近10年「デビュー競馬場別G1好走頭数」というデータになります。
どの競馬場でデビューした馬がどれぐらいG1で好走しているかというものになります。

上記を見ると福島デビューからはクラシック好走馬が0とかなりの苦戦。
函館開催からは皐月賞好走馬が1頭となっています。
ジェネラーレウーノが函館デビューから見事皐月賞で好走しましたが
基本は苦戦傾向といえそうです。

一方意外ともいえる健闘をしているのが小倉デビュー組になります。
皐月賞・ダービーともに3頭好走ということで圧巻の成績を残している東京デビュー組には及びませんが、他競馬場とはやりあえる成績を残しています。
皐月賞出走馬が5頭、ダービー出走馬が8頭ということを考えればかなり健闘しているといえます。
皐月賞とダービーともに好走したのがドウデュースとヴェロックス、
皐月賞のみで好走したのがペルシアンナイト、ダービーのみで好走したのがヴェルトライゼンテと
なっています。
ちなみに上記の馬たちはすべて小倉の芝1800でデビューしています。

ということで函館・福島・函館開催からは基本POG指名スルー。
どうしても指名するなら小倉芝1800デビュー組というのがまとめになります。

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牝馬データ

続いては牝馬についても同様のデータを見てきましょう。
上記は近10年の「デビュー競馬場別G1出走頭数」というデータになります。

牡馬と異なり福島デビュー組も阪神JFに10頭を送り出して、小倉デビュー組は桜花賞に13頭送り出してはいますが、基本的な傾向は変わらず他競馬場と比べると全体的に苦戦傾向になっています。

ではG1で好走している馬はどれぐらいいるのでしょうか。
上記は近10年「デビュー競馬場別G1好走頭数」というデータになります。

これも牡馬同様の結果でかなりの苦戦傾向になっています。
福島デビュー組から牝馬クラシック好走馬は0。
函館デビュー組からはソダシが桜花賞を制覇しましたが、好走馬自体が近10年でその1頭のみですので
全体傾向としては他競馬場に後れを取っています。

小倉デビュー組は桜花賞で3頭、オークスで1頭好走しています。
桜花賞はレーヌミノルが見事勝利し、コナコーストとクロノジェネシスが好走。
そのクロノジェネシスがオークスでも好走しています。

レーヌミノルは小倉芝1200でデビューしましたが、他2頭は小倉芝1800でデビューとなっており
やはり牝馬もどうしても指名するなら小倉芝1800デビュー組といえそうです。


まとめ

今回は函館・福島・小倉開催からPOGの大物は出てくるのかを見てきました。

結論、他競馬場デビュー組と比べるとかなり苦戦傾向にあり、
基本は指名スルーがベター。
どうしても指名するなら、牡馬も牝馬も小倉芝1800デビュー組を狙え!ということになります。

東京・京都開催に比べるとG1出走馬や好走馬が減ることは覚悟をしてく必要がありそうです。
今指名枠を残している人は無理に指名をせず、秋の東京開催まで少なくとも次の新潟開催まではスルーをおススメしたいなと思います。

今後も役に立つデータを紹介していこうと思います。
ご覧いただきありがとうございました。

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