桜花賞有力馬5頭解説 アスコリピチェーノ/クイーンズウォークなど

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はじめに

今回は桜花賞の有力馬5頭について解説していきます。
解説するのは下記の馬たちです。

  • アスコリピチェーノ
  • クイーンズウォーク
  • スウィープフィート
  • ステレンボッシュ
  • コラソンビート

他の有力馬に関しては明日以降解説しますが、まずは上位人気が想定される注目馬たちを
見ていきましょう。

アスコリピチェーノ

アスコリピチェーノは父ダイワメジャー、母アスコルティという血統。
半兄姉3頭はいずれも勝ち上がりと堅実に活躍しています。
特に半兄アスコルターレ(父ドゥラメンテ)はPOG期間に芝OP2勝と活躍しました。

本馬は現在通算3戦3勝。前走阪神JFを勝利 無敗の3連勝でG1制覇となりました。
中団追走から直線外目を選択し伸び、最後は2着馬とのたたき合いを制しました。
実績最上位!無傷の4連勝での桜花賞制覇を狙い有力馬を迎え撃つ!

アスコリピチェーノの最大の注目ポイントは阪神JFを制覇している点でしょう。
12/10阪神芝1600で行われた牝馬限定のG1阪神JF。
そのレースでアスコリピチェーノは見事勝利し無敗の3連勝で2歳女王に輝いています。
前半3F34.4というペース、道中は中団で待機し直線はコラソンビートの内から伸びました。
好タイムかつ好内容での勝利!桜花賞でも期待大といえると思います。

こちらに近年の阪神JFとの比較をまとめています。
今回の勝ちタイム1.32.6は近年の阪神JFでは最速の勝ちタイムとなっています。
好タイムで勝利した19.20.22年の勝ち馬はその後桜花賞を筆頭にG1で活躍しています。
それらの馬のようにアスコリピチェーノも桜花賞でも主役となるでしょうか。

今回の勝ちタイムは2歳阪神芝1600全体で見ても好タイムとなっています。
2018年のの同条件では3番目の好タイムとなっていました。
過去の該当馬レッドベルオーブやグレナディアガーズはその後もマイルG1で活躍をしました。
上記を踏まえるとアスコリピチェーノもマイルで能力発揮となるかに注目です。

最後に近年の阪神JF勝ち馬の桜花賞での成績を見ておきましょう。
近10年の阪神JF勝ち馬は桜花賞で全て4着以内で基本好走しています。
特に阪神JFから直行した馬は2勝2着1回でパーフェクト連対を果たしています。
アスコリピチェーノも直行!ほかの馬にも注目が集まりますがこの馬は間違いない主役といえます。

クイーンズウォーク

クイーンズウォークは父キズナ、母ウェイヴェルアベニューという血統。
母はBCフィリー&メアスプリントを制覇しています。
そして半兄グレナディアガーズ(父Frankel)は朝日杯FSを制覇したG1馬です。

本馬は現在通算3戦2勝。前走クイーンCを勝利しています。
道中後方追走から直線上がり最速で抜け出し初マイルながら見事快勝しました。
末脚は武器!1600ベストではないとのことだがここでも期待大!

クイーンズウォークは前走クイーンCを快勝したことで注目を集めています。
2/10東京芝1600で行われた牝馬限定の重賞クイーンC。
そのレースをクイーンズウォークが快勝しています。
スタートは良かったが道中は後方追走、直線一気に抜け出し後続の追撃もしのいで勝利しています。
インパクト大かつ好タイムの勝利!また大物牝馬が出てきたという印象を受けました。

こちらには近年の結果との比較をまとめています。
今回の勝ちタイム1.33.1は近年の同レースでは最速タイの勝ちタイムとなっています。
同タイムで勝った昨年のハーパーはオークス2着など牝馬クラシックで善戦をしています。
また上がり最速での勝利は近年ではなかった。例年と異なる勝ち方だったといえそうです。

また、世代限定の東京芝1600全体で見ても好タイムとなっています。
2018年以降の同条件では上位に入るタイムとなっています。(上記表参照)
過去好タイムで勝利した馬はサリオスを筆頭にPOG期間に活躍&その後も高いレベルで
好走しています。
本馬は初マイルながら好タイムでの勝利!桜花賞での期待は大きくなったと思います。

またこの馬は未勝利戦でも優秀な末脚を見せていました。
12/23阪神芝1800の未勝利戦で見事勝ち上がりを決めましたが、その際にラスト1F11.2をマーク。
これは近年の同条件では最速のレースラスト1Fのタイムとなっています。
レース後半3Fは11.8-11.4-11.2と加速しながらの勝利となっており、これを余力十分で勝利しているため、スピードや能力はかなり高いといえそうです。

最後に本馬がオークス向きなのか見ておきましょう。
陣営も「マイルがベストではない」と話していますが、それは近年傾向からもいえそうです。
こちらには近10年のクイーンC勝ち馬の桜花賞成績をまとめています。
クイーンCの勝ち馬は桜花賞では苦戦傾向にあり馬券内に好走したのはクロノジェネシスのみです。
しかしオークスでは好走多数となっており勝利はありませんが桜花賞よりオークスの方が良績を
残しています。
陣営の発言も総合すると「オークスがベストも桜花賞でもベター」というのが本馬の印象になります。

スウィープフィート

スウィープフィートは父スワーヴリチャード、母ビジュートウショウという血統。
本馬は385万円という価格で取引された馬。母はスイープトウショウの仔だが中央未勝利です。
ただ、半兄(父ディープブリランテ)&半姉(父シルバーステート)は新馬を勝利しています。

本馬は現在通算6戦2勝。前走チューリップ賞を快勝しました。
道中は後方から直線で一気に抜け出しての快勝で見事出走権を手にしています。
末脚が大きな武器!桜花賞でも末脚活かして好走なるか!?

スウィープフィートはチューリップ賞を快勝したことで大きな注目を集めました。
3/2阪神芝1600で行われた牝馬限定重要チューリップ賞。
そのレースをスウィープフィートは見事快勝!圧巻の末脚で後方一気を決めました。
好タイムかつインパクト大の勝利でいざ桜花賞へというレースとなりました。

今回の勝ちタイム1.33.1は近年の同条件では上位に入る好タイムでの勝利となっていました。
2歳G1にも匹敵するタイムとなっており、好タイムで勝利した馬はその後も重賞やG1で活躍を
しています。
さらに稍重だったことを考慮すると評価できるそうでG1でも期待できる内容だったといえます。

また今回は後方一気での勝利となりましたが、近年の同条件で後方一気での勝利は
少なくなっています。
また、昨年の桜花賞はリバティアイランドが後方一気で勝利をおさめています。
この馬の武器は末脚といえ桜花賞でも末脚を活かす形で期待したいという印象です。

最後に近10年のチューリップ賞勝ち馬の桜花賞成績を見ておきましょう。
近年のチューリップ賞勝ち馬は桜花賞では苦戦傾向にあります。
また、2018年以前の過去の好走馬は阪神JFで好走 最低でもOP勝利の実績がありました。
それらの馬と比較すると本馬は実績はやや乏しいといえ、本番までの成長は必須でその点が
カギとなりそうです。

ステレンボッシュ

ステレンボッシュは父エピファネイア、母ブルークランズという血統。
母は芝中距離で3勝をあげています。
本馬が産駒初デビューとなっています。

本馬は現在通算4戦2勝。前走は阪神JFで2着に好走しました。
後方から内に切り込み上がり最速で勝ち馬に迫っています。
末脚は大きな武器!前走のリベンジを桜花賞で果たせるか?

本馬は2走前の赤松賞で能力の高さを発揮していました。
11/19に行われた東京芝1600の赤松賞。
このレースをステレンボッシュが見事快勝しました。
道中は中団を追走、直線上がり最速で鋭く伸びて先に抜け出した馬を捉えました。
牝馬限定のレースだはありましたが好タイム&優秀な末脚での勝利となっています。

本馬は勝ちタイム1.33.8、上がり3F33.6という内容で勝利しており、これは好タイムかつ優秀な末脚
での勝利となっていて近年の同条件でも上位に入ります。
上記を見るとこのタイムと上がりは重賞に匹敵するパフォーマンスだったといえそうです。
牝馬限定の少頭数のレースでしたがこの馬はポテンシャルを示していました。

そして前走の阪神JF。
ステレンボッシュは2着と好走をしました。
道中はやや後方を追走、直線内に切り込みながら伸びて接戦となりました。
上がり最速でタイム差なしと善戦し本馬も勝ちに等しい内容だったという印象です。

そして注目は前走の阪神JFからのリベンジなるかという点だと思います。
その参考に阪神JFで上がり最速をマークした馬と、阪神JF上位馬の桜花賞成績をまとめました。
結論データ的には好走確率が高いという印象です。
左の表のオレンジで示していますが、阪神JF上がり最速で好走した馬は桜花賞でも好走をしています。また、阪神JFの好走馬も本番でも好走率が高くなっています。
本馬同様に直行で迎えたサトノレイナスは1人気2着となっています。
ですので、ステレンボッシュも桜花賞で勝利する可能性も十分にありそうです。

コラソンビート

コラソンビートは父スワーヴリチャード、母ルシェルドールという血統。
母は中央未勝利で繫殖入りしてからは本馬が初仔となっています。

本馬は現在通算6戦3勝。前走はフィリーズレビューで先団追走から2着。
阪神JFでは3着好走し、京王杯は牡馬相手にコースレコードで快勝しています。
実績上位馬の中で唯一前哨戦を使い状態面含め期待は大きいか!?

コラソンビートが注目を集めたのは京王杯の勝利だったと思います。
11/4東京芝1400で行われた京王杯2歳S。
コラソンビートが直線鋭く伸びて勝利!紅一点での出走でしたが見事結果を残しました。
ジャスパーノワールが離した逃げでペースを握ってペース流れた中でしたが、強い内容での勝利を
収めています。
好タイムでの勝利で牝馬戦線に名乗りを上げたという印象です。

本馬の勝ちタイム1.20.6は2歳コースレコード!
1分20秒台も近年では上記に示した馬のみとかなり少なく優秀といえそうです。
京王杯を好タイムで勝利したオオバンブルマイ、タイセイビジョンはその後G1でも善戦しています。
他の2頭はPOG期間未勝利もその後勝利をあげており本馬も能力は高いという印象です。

そして前走のフィリーズレビュー。
コラソンビートは圧倒的1人気を背負ったものの2着となっています。
道中は中団待機、直線内から伸びたが最後は勝ち馬に逃げ切りを許してしまう形となりました。
ただ、競馬内容は良く本番を見据えた走りだったといえそうです。

気になるのはフィリーズレビュー組が相性が悪いという点。
他のレースから参戦してくる馬たちと比べると好走率はかなり低いといえます。
そんな中このレースから桜花賞で好走した馬は阪神JFで善戦をした経験がありました。
特にレーヌミノルは阪神JF3着⇒フィリーズレビュー2着から桜花賞を制覇しています。
本馬もレーヌミノルと同パターンで一発逆転が期待できそうです。

まとめ

今回は桜花賞の有力馬5頭を見てきました。
どの馬も注目かつ商機がありそうですが、中でも注目なのはアスコリピチェーノといえそうです。
他にも有力馬が多くオッズは割れそうですが、例年であれば圧倒的1人気になっても不思議ないくらいの
馬だという印象です。
アスコリピチェーノがG1馬としての格を見せつけるか!他馬が待ったをかけるか!
明日以降も桜花賞の情報をお届けしていきます。

ご覧いただきありがとうございました。

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