皐月賞有力馬5頭解説 シンエンペラー/メイショウタバルなど

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はじめに

今回は皐月賞の有力馬5頭について解説していきます。
解説するのは下記の馬たちです。

  • シンエンペラー
  • メイショウタバル
  • ジャスティンミラノ
  • ビザンチンドリーム
  • コスモキュランダ

他の有力馬に関しては明日以降解説しますが、まずは上位人気が想定される注目馬たちを
見ていきましょう。

シンエンペラー

シンエンペラーは父Siyouni、母Starlet’s Sisterという血統。
全兄ソットサスは凱旋門賞制覇!半姉は米G1 7勝のシスターチャーリーと欧米の超良血馬。
日本での父の産駒はヴィズサクセスが芝1200でOP勝利しています。

本馬は現在通算4戦2勝。前走弥生賞で2着と好走しました。
2走前はG1でレガレイラと接戦の2着、3走前は重賞勝利しそこで負かしたダノンデサイルや
コスモキュランダも後に重賞を制覇しています。
3歳中距離では主役の1頭!前走からの上昇を活かしレガレイラにリベンジなるか!

シンエンペラーが最も評価されているのはホープフルSの好走だと思います。
12/28中山芝2000で行われたG1ホープフルS。
このレースでシンエンペラーは僅差の2着と好走しています。
レガレイラが牡馬を撃破しG1制覇!シンエンペラーは2着という結果。
ただ、先団から早め先頭の正攻法で好走しており勝ちに等しい内容だったといえます。
敗れたとはいえ能力を示したという印象。皐月賞でレガレイラ逆転なるかに注目です。

この馬は新馬戦から能力の高さを示していました。
11/4東京芝1800で行われた新馬戦。
このレースをシンエンペラーが勝利!早め抜け出しから最後は余力十分での勝利をおさめています。
ペースは前半5F61.7とまずまず超好スタートから番手集団で脚を溜め、好タイムでの勝利しています。超注目血統の馬が好内容で勝利し注目を集めました!

シンエンペラーの勝ちタイムは1.48.1でしたが、これはかなりの好タイムでの勝利となっていました。
2018年以降の同条件では上位に入る勝ちタイムとなっており、過去の該当馬からは
ダービー馬タスティエーラも出ています。
特にレースのラスト2Fは11.0-11.0で瞬発力も優秀!総合力の高さを示した形となっています。

そして2走目の京都2歳Sでも結果を残しています。
このレースもシンエンペラーが勝利、出遅れがありながらそれをカバーし快勝しました。
ペースは前半5F59.1と流れた。そんな中でしたがやや後方から馬群を割って直線で抜け出しました。
これは超好タイムでの勝利+好内容でクラシック候補に名乗りを上げたという形となりました。

この馬の勝ちタイム1.59.8はかなり優秀な勝ちタイムとなっていました。
近年の同条件では最速タイとなる勝ちタイムで過去の該当馬は重賞でも好走しています。
超好タイムでの勝利+出遅れありながら馬群を割って伸びており期待大といえそうで、
さらにこのレースの4.8着馬も重賞を勝利し皐月賞に駒を進めているという点からもレベルは高かったといえそうです。

そして前走の弥生賞。
シンエンペラーは2着となっています。
道中は中団で待機し直線上がり最速で伸びたという内容になっていました。
負けはしましたが、前哨戦としては好内容!皐月賞で好走なるか?

やはり気になるのは前走からの巻き返しなるかという点。
こちらにはG1実績がある弥生賞2.3着馬の皐月賞成績、つまり本番で巻き返せたのかをまとめています。
結論、弥生賞2.3着からの巻き返しは少ないというのが現状です。
ドウデュースが朝日杯1着⇒弥生賞2着⇒皐月賞3着と好走したのみで他の馬たちは馬券外と
なっています。
シンエンペラー堅実と思ってたけど5着。。。とかもあり得そうという印象があります。
そうならないためには前走からの上昇がカギといえそうです。

メイショウタバル

メイショウタバルは父ゴールドシップ、母メイショウツバクロという血統。
母はダート1400の新馬を勝利。ただ、半兄姉は中央未勝利となっています。

本馬は現在通算5戦3勝 前走毎日杯を圧勝しています。
逃げて2着ノーブルロジャーに6馬身差をつける完勝かつ好タイムでの勝利となっています。
未勝利戦から3連勝で一気に主役候補に!勢いそのままに皐月賞制覇なるか!?

メイショウタバルは前走の毎日杯を勝利したことで注目を集めました。
阪神芝1800で行われた重賞毎日杯。
このレースをメイショウタバルが圧勝!一気に牡馬戦線に名乗りを上げました。
ノーブルロジャーを制して逃げの手に出て、直線最内を選択し差を広げて最後は突き放しました。
重馬場ながら好タイムでの勝利!今後良馬場でもやれるかに注目です。

今回の勝利は重馬場ながらかなりの好タイムとなっていました。
今回の勝ちタイムは1.46.0。これは近年では2番目となる好タイムでの勝利となっています。
1.43.9という超好タイムで勝利したシャフリヤールは次走ダービーを制覇しました。
やはり重馬場を考慮するとかなりの好タイム!ポテンシャルの高さを示したといえそうです。

気になるのは重馬場以外でもやれるのかという点。
結論、やれると考えています。
こちらは本馬が勝ち上がりを決めた未勝利戦の結果となります。
この時の勝ちタイム2.00.6は上記表に示したように優秀なものになっています。
また、他馬を大きく上回る上がり最速かつ早め先頭の内容を考えても評価できそうです。
これを考えれば重馬場以外でもやれると思います。

そして2勝目を挙げたつばき賞も好タイムで勝利となっています!
この時の勝ちタイムは1.46.9はきさらぎ賞にせまるタイムとなっていました。
ペースはそれほど速くなかったですが、先団の出入りが激しい中しぶとく伸びた内容も
評価できそうです。
良馬場でもパフォーマンス優秀!引き続き期待できるか!

最後に毎日杯勝ち馬の皐月賞成績を見ておきましょう。
毎日杯⇒皐月賞のローテではアルアインが勝利をしています。
また、毎日杯を好タイムで勝った馬は次走善戦しており、前述のように超好タイムのシャフリヤールはダービーを制覇しています。
馬場を考慮すると本馬は超好タイム!皐月賞でも期待ができそうです。

ジャスティンミラノ

ジャスティンミラノは父キズナ、母マーゴットディドという血統。
母は欧州芝G1を制覇制覇している名牝となっています。
また、半姉(父Galileo)は米芝G1を制覇しています。

本馬は現在通算2戦2勝。前走共同通信杯を快勝しています。
先団追走から直線鋭く伸びての快勝、G1馬ジャンタルマンタルを完封しました。
ポテンシャルは高い1頭 初中山だが3連勝でG1制覇なるか!?

ジャスティンミラノは前走共同通信杯を制覇し注目を集めました。
東京芝1800で行われた重賞共同通信杯。
ジャスティンミラノが快勝!道中位置を押し上げ先団から勝利しました。
道中は超Sペース、道中外目から前に進出し4角2番手から押し切っています。
後半は優秀な脚!皐月賞も期待だがダービーでより期待したいか?

こちらには近年の共同通信杯との比較をまとめています。
今回の勝ちタイムは1.48.0でしたが、これは近年のレースではややタイムかかった形となっています。
前半5F62.7というSペースの影響で後半がかなり速くなりました。
出世レースを勝利し賞金加算に成功したのが大きかったといえそうです。

このレースはとにかく後半が速くなっていました。
勝ち馬は上がり3F32.6でしたが、これは近年の同条件では最速となる後半3Fでした。
レースのラスト3Fは11.4-10.9-10.8 ラスト1Fが最速となるのは特殊といえそうです。
新馬同様、後半長くいい脚を使える良さを活かせた勝利となりました。

その新馬戦についても簡単に見ておきましょう。
東京芝2000の新馬戦、ジャスティンミラノが快勝しています。
Sペースを先団追走。長くいい脚を使い最後は突き抜けたという内容になっていました。
好内容で勝利!中距離路線の有力馬の登場かという印象を受けました。

新馬戦も後半が速い中での勝利となっていました。
この新馬戦はレース後半5F58.9でこれは同条件ではかなり速いものとなっています。
レース後半の流れが速く、長くいい脚を求められる中で勝利といえそうです。
レース後半5Fは13.0-12.4-11.4-10.8-11.3 ラスト4Fから加速+最後も速いという内容に
なっています。
長くいい脚が使えるのは中距離路線で武器となりそうです。

そんな期待馬ですが、皐月賞では課題もありそうです。
それは皐月賞のペースに対応できるかということになります。
皐月賞は例年Hペースで前半58~60秒台前半がほとんどです。
つまり皐月賞で好走するにはペースUPに対応する必要あるということです。
ただ、ジャスティンミラノは現状Sペースで勝利を重ねており、現状は前半から流れる皐月賞よりも
前半脚を溜められるダービー向きといえそうです。
共同通信杯から2か月でのさらなる成長できているかがカギとなりそうです。

ビザンチンドリーム

ビザンチンドリームは父エピファネイア、母ジャポニカーラという血統。
母は新馬など芝3勝をあげ2600Mでも勝利しています。
ただ、半姉ジャスミンカーラ(父サトノアラジン)は未勝利で引退となっています。

本馬は現在通算2戦2勝。前走きさらぎ賞を勝利しています。
ほぼ最後方から上がり最速で伸び最後は大接戦を制しました。
新馬は圧勝しており期待は大きい!一気のG1制覇なるか!?

ビザンチンドリームは前走きさらぎ賞を勝利し皐月賞に駒を進めてきました。
京都芝1800で行われた重賞きさらぎ賞をビザンチンドリームは見事勝利!
出遅れ後方から大外を回して勝利しました。
直線早め先頭のシヴァース、内を突いたウォーターリヒトと大接戦ながらわずかに捉えました。
大外を回りかなりロスがあったが勝利。一方ゲートの遅さは気になるという印象も?

こちらには近年の京都開催のきさらぎ賞との比較をまとめています。
今回の勝ちタイム1.46.8は近年のきさらぎ賞では最速の勝ちタイムとなっています。
のちにクラシックで活躍するサトノダイヤモンドが1.46.9なのでほぼ同タイムといえます。
タイム末脚共に超優秀!能力は間違いなくG1でも期待できるものがありそうです。

また、近年のこの時期までの世代限定戦では上位に入る勝ちタイム&上がり3Fとなっています。
該当馬で順調に使えた馬はほとんどが重賞~G1で活躍をしています。
やはり本馬も能力はクラシックで期待できるものがあるといえそうです。

本馬は新馬戦でも優秀なパフォーマンスを見せていました。
阪神芝2000の新馬戦でビザンチンドリームは圧勝!
出遅れから後方追走し直線大外から圧巻の末脚で前の馬を捉えました。
好タイム+優秀な末脚での勝利!大物感ありポテンシャル大か!?

新馬戦もやはり優秀なタイム&末脚となっていました。
特に他馬を0.9秒上回る上がり最速での勝利となっていますので、やはり末脚は大きな武器と
いえそうです。

最後に参考として近年のきさらぎ賞勝ち馬の皐月賞成績をまとめています。
きさらぎ賞の勝ち馬は過去2頭が皐月賞で好走をしています。
いずれも好タイムでの勝利で、本馬も好タイムでの勝利だったため期待は膨らみます。
ただ、共同通信杯の勝ち馬同様ペース対応はカギとなりそうで、勝ち切るにはペース対応と位置取りの改善が必須といえそうです。

コスモキュランダ

コスモキュランダは父アルアイン、母サザンスピードという血統。
母は豪G1コーフィールドCを制覇したG1馬となっています。
また、半兄姉5頭中3頭が勝ち上がりと堅実ですが勝ち星はいずれもダートとなっています。

本馬は現在通算7戦2勝。前走は弥生賞を快勝!
まくって長くいい脚を使って人気薄ながら勝利。好タイムをマークしました。
皐月賞ではモレイラ騎手を確保!同舞台で再び一発好走なるかに注目です!

コスモキュランダは前走弥生賞を制覇し注目を集めました。
中山芝2000で行われた皐月賞トライアルの弥生賞をコスモキュランダは快勝!
後方からまくり直線も脚色衰えずの勝利となっていました。
人気薄での勝利でしたが超好タイムでの勝利で本番でも面白い存在といえそうです。

近年の弥生賞との比較を見ておきましょう。
今回の勝ちタイム1.59.8は近年のレースでは最速の勝ちタイムとなっています。
また、昨年&一昨年好タイムで勝利した馬はクラシックを制覇しています。
本馬は皐月賞向きの印象があり、長くいい脚を使える良さを活かして本番も期待といえそうです。

近年の同条件全体で見ても上位に入る好タイムでの勝利となっていました。
過去の皐月賞にも匹敵する好タイムで中山中距離適性を示したといえるか?皐月賞でも期待大です。

最後に弥生賞勝ち馬の皐月賞成績を見ておきましょう。
弥生賞の勝ち馬は過去4頭皐月賞で好走おり、勝利はないが好走は複数あります。
過去好タイムで勝利したマカヒキも好走。本馬も勝利まではやや疑問も期待は大きい!

まとめ

今回は皐月賞の有力馬5頭を見てきました。
どの馬も注目かつ勝機がありそうですが、中でも注目なのはメイショウタバルといえそうです。
他にも有力馬が多くオッズは割れそうですが、能力的には注目の1頭です。
そこに他の馬が対抗するか?
明日以降も皐月賞の情報をお届けしていきます。

ご覧いただきありがとうございました。

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